TSVision — GenICam / GenTL対応 マルチベンダーカメラSDK
TSVision — GenICam / GenTL対応 マルチベンダーカメラSDK
カメラを選ぶ自由を、画像処理システムへ。

メーカーの違いを越えて、産業用カメラをひとつのAPIで。
TSVisionは、GenICam / GenTLに対応した産業用カメラを、メーカーごとのSDKの違いを意識することなく扱うためのカメラSDKです。
Basler、FLIR、Sonyなど、異なるメーカーの産業用カメラを共通のAPIから列挙・接続し、画像取得やカメラ設定を行うことができます。
装置ごと、案件ごとに使用するカメラメーカーが変わっても、アプリケーションの基本構造を大きく変更する必要はありません。
カメラを変えても、ソフトウェアは変えない。
TSVisionは、産業用画像処理システムのカメラ依存を減らすための共通基盤です。
TSVisionの特徴
マルチベンダー対応
GenICam / GenTLを利用し、複数メーカーの産業用カメラを共通APIから制御します。
メーカーごとに異なるSDKを個別に実装する必要を減らし、カメラ選定の自由度を高めます。
USB3 Vision / GigE Vision対応
USB3 VisionおよびGigE Visionカメラに対応。
インターフェースの違いをTSVision内部で吸収し、アプリケーション側から統一的に扱える環境を提供します。
画像取得からカメラ制御まで
カメラの列挙・接続だけでなく、単発取得、連続取得、露光時間、ゲイン、フレームレートなど、画像処理システムで必要となる基本的なカメラ操作をAPIとして提供します。
C/C++から利用可能
外部インターフェースにはシンプルなAPIを採用し、既存の画像処理アプリケーションや検査装置への組み込みを容易にします。
主な機能
| 機能 | TSVision |
|---|---|
| GenICam / GenTL | ○ |
| 複数Producer対応 | ○ |
| 複数カメラ列挙 | ○ |
| カメラ選択・接続 | ○ |
| USB3 Vision | ○ |
| GigE Vision | ○ |
| 単発画像取得 | ○ |
| 連続画像取得 | ○ |
| RAW画像取得 | ○ |
| Exposure制御 | ○ |
| Gain制御 | ○ |
| FrameRate制御 | ○ |
| PixelFormat取得・変更 | ○ |
| ROI設定 | ○ ※ |
| ソフトウェアトリガ | ○ |
| ハードウェアトリガ | ○ |
| C/C++ API | ○ |
| VB.NETサンプル | 対応予定 |
| Python | 将来対応予定 |
※ カメラおよびGenTL Producer側の対応状況に依存します。
対応確認済みメーカー
TSVisionでは、メーカー固有SDKをアプリケーションから直接操作するのではなく、各メーカーが提供するGenTL Producerを介してカメラへアクセスします。
現在、以下のメーカー製カメラで実機動作を確認しています。
| メーカー | 接続方式 | 動作確認 |
| Basler | USB3 Vision | ○ |
| FLIR | USB3 Vision | ○ |
| Sony | GigE Vision | ○ |
| LUCID | GigE Vision(Triton) | ○ |
| オムロンセンテック | USB3 Vision | ○ |
対応カメラは順次拡大予定です。
GenICam / GenTL対応カメラについて
GenICam / GenTL対応製品であっても、カメラおよびメーカー提供GenTL Producerの実装によって、利用可能な機能や動作が異なる場合があります。
TSVisionでは実機による動作検証を行い、対応確認済みメーカー・機種を順次追加していきます。
なぜTSVisionなのか
一般的な産業用カメラ開発では、使用するメーカーごとに専用SDKを組み込みます。
例えば、
Baslerならpylon
FLIRならSpinnaker
Sonyならメーカー提供SDK
というように、カメラを変更するたびに異なるAPIへの対応が必要になります。
TSVisionでは、その違いをカメラ共通層で吸収します。
Application
↓
TSVision
↓
GenTL Producer
↓
Industrial Camera
アプリケーションはTSVisionだけを操作します。
そのため、装置の仕様変更やカメラの供給状況、性能・価格に応じて別メーカーへ変更する場合でも、アプリケーションへの影響を最小限に抑えることができます。
TSVision Advanced(仮称)
TSVisionでは、通常のカメラSDKに加え、当社製ズームレンズコントローラとの連携機能を搭載した上位版を計画しています。
TSZC-10シリーズ連携
当社製ズームレンズコントローラ TSZC-10シリーズ と連携し、
- Zoom制御
- Focus制御
- Iris制御
- カメラ画像を利用したフォーカス評価
- オートフォーカス
など、カメラとレンズを統合した画像入力環境への拡張を予定しています。
TSVision
マルチベンダーカメラ制御
TSVision Advanced(仮称)
マルチベンダーカメラ制御 + TSZC-10シリーズ連携 + AF
エディション比較
| 機能 | TSVision | TSVision Advanced(仮称) |
| GenICam / GenTL | ○ | ○ |
| マルチベンダーカメラ | ○ | ○ |
| USB3 Vision / GigE Vision | ○ | ○ |
| 画像取得 | ○ | ○ |
| カメラ制御 | ○ | ○ |
| TSZC-10連携 | — | ○ |
| Zoom制御 | — | ○ |
| Focus制御 | — | ○ |
| Iris制御 | — | ○ |
| フォーカス評価 | — | ○ |
| オートフォーカス | — | ○ |
※ Advanced版の名称および仕様は開発中のため変更される場合があります。
カメラメーカーに依存しない画像処理システムへ
使用するカメラによって、アプリケーション全体を作り直す。
TSVisionは、そのような産業用カメラ開発からの脱却を目指して開発したカメラSDKです。
カメラを選ぶ自由を、画像処理システムへ。

